覺照寺での平和学習
7月29日、生協コープ鹿児島姶良センターより小学生を含む32名が戦争遺跡見学で来訪しました。8月6日には曽於市教育委員会主催の「曽於市内の戦争遺跡を巡る」学習会で、小・中・高校生17名が来訪しました。
覺照寺には、太平洋戦争の記憶が二つ残されています。一つは、昭和20年に八合原に岩川飛行場が建設された時に、その作業に携わった部隊が駐屯したことです。
もう一つは、昭和20年8月6日、岩川の町に向けて米軍機による機銃掃射が行われた時に、覺照寺も攻撃を受けその弾痕が多く残されていることです。
襲撃の時に旧岩川駅周辺では数名の死傷者が出たと伝えられ、覺照寺の本堂も北西の方角より機銃を受け392枚の瓦が損傷しました。その歴史と機銃攻撃の経験を重く受け止めて、覺照寺では平素より戦争の悲惨さやいのちの尊さ、平和の大切さを共に考える「平和教育」に取り組んでいます。
参加者は住職の説明を熱心に聞いた後、本堂の天井、柱、床など至る所に残る生々しい戦争の傷跡を見学し、平和についての学びを深めました。
2024年08月17日【432】