2021(令和3)年 謹賀新年…コロナ禍の修正会
2021(令和3)年、あけましておめでとうございます。
本年も覺照寺Websiteをよろしくお願い申し上げます。
覺照寺では、元旦の朝8時より、新年の最初のお勤め・修正会を勤めしました。
今年は新型コロナウイルス感染拡大が全国的に心配され、
しかも大晦日に曽於市で感染者が確認され市内広報で注意喚起がなされたために、
例年の半分ほど38家庭約60名のご参拝でした。
参拝者を見渡しますと、昨年お参りになった数名のご門徒が往生され今年はおられません。
寂しい思いもしましたが、一方では、その息子さんやご家族の姿が新たに見えます。
仏縁がつながっていること、還相のお導きがあることに感謝いたしました。
修正会では、阿弥陀如来の尊前で「正信念仏偈」のお勤めをしました。
続いて住職が新年のご法話を勤めました。
例年、その後仏さまにお供えしたお酒で御流盃を行うのですが、今年は新型コロナ感染防止のためできません。
そこで、今年はご自宅で御流盃を行っていただくため、お持ち帰りセットを準備しました。
覺照寺では、毎年一枚一枚、住職が書き記した盃で御流盃を行っているのですが、今年の文字はお正信偈を一文字ずつ書き始めて47年目。今年の文字は「建立無上殊勝願」の「殊」です。
阿弥陀如来が、仏になる前の法蔵菩薩であるときに、いのちあるものが漏れることなく等しく救われる、この上もないことに優れたる願を立てられた事を示す文字です。
この盃と、お酒は小瓶に、お年賀として和三盆菓子をお持ち帰りいただきました。
今年一年が、皆さま一人ひとりにとってこころ豊かな年となりますように、お念仏とともに過ごして参りましょう。
2021年01月02日【388】