「第三偲恩堂」起工式を修行
令和元年12月16日(月)、覺照寺では、「第3偲恩堂」建立に伴う起工式が執り行われました。
当日は、あいにくの小雨模様となりましたが、真新しいテントの中にご本尊様を安置し、寺族関係者、設計担当の酷使設計事務所様、施工担当の株式会社渡辺組様が一同にそろいお参りをしました。
その後、住職の法話、報恩の儀と続き、来年6月の完成の日を迎えるまで、皆が力を合わせて工事が安全に順調に進むようお誓いをしました。
この度の起工式にあたり、住職が阿弥陀如来の尊前で申し上げた表白は以下の通りです。
敬って 大慈大悲の阿弥陀如来の御前に申し上げます
本日ここに 放光山 覚照寺は 仏祖の加護はもとより 国師設計事務所様、株式会社渡辺組様、並びに有縁の方々の協力を得て 『第三偲恩堂』を建立することになり 起工式を執りおこないます
そもそも墓碑の建立は 仏教の開祖であるお釈迦様がご入滅の後 お釈迦様を敬う信者たちが仏塔を建て
仏舎利を安置し 崇敬のまことを捧げたのに起源いたします
浄土真宗においては 宗祖親鸞聖人ご往生の後 遺弟たちが集まって ご遺骨を納めて墓標を立て また廟堂を建立して 聖人の恩徳を鑚仰し 南無阿弥陀仏のみ教えをいただく心の依りどころとしたことに始まります
この流れをくむ覚照寺では この度多くの門徒の要望に応えて 子々孫々に至るまで 遺骨を納めて故人を偲び 我がいのちのよすがとする 新たな尊き納骨堂を建立することになりました
このうえは 阿弥陀如来の慈悲の光に護られ 諸仏・菩薩の護持を賜りつつ 一同が心を合わせて 工事が安全に つつがなく進み めでたく完成の日を迎えますことを
覚照寺住職 釈義仁 謹んで申し上げます
工事関係者の皆様、完成の日まで安全に十分気を付けて、立派な「第3偲恩堂」を建立くださいますようお願いいたします。
2020年01月02日【214】